昨年度に引き続き、

法人の主任を対象にした主任者研修が行われました。

今回は外部の講師はお招きせず、

更生慈仁会の施設である青松ワークスの渡辺施設長と、

はまゆうの市井施設長を講師に講義を受けました。

 

渡辺施設長の講義は「法人の歴史について」でした。

更生慈仁会の歴史は100年以上に及ぶ為、

話しは江戸時代末期から始まりました。

精神疾患で苦しむ患者への医療と支援を開始した明治時代から、

現在の社会福祉法人設立までの経緯や法人理念の原点となる趣意書の内容等を学び、

その歴史の重さに身が引き締まる思いでした。

次に、市井施設長からは

「法人の理念、主任としての心構え、あるべき姿勢について」

というテーマでご講義を頂きました。

福祉の仕事に携わる私たちのミッションとは何か?という話に始まり、

各施設の主任として求められる役割やスキルを具体的に教えて下さいました。

最後は手紙を読み上げるように熱いメッセージを頂いて

講義が終わりました。

心に響く一つひとつの言葉が主任たちへのエールであり、叱咤激励であり、

主任としての自覚を改めて振り返る機会を与えて頂きました。

講義の後は、少人数に分かれてグループワークを行いました。

同じ法人に勤めていながらなかなか交流を持てない主任同士で話し合うことは、

それぞれの課題や悩みを共有する上で有意義な時間となりました。

 

法人が、また、それぞれの事業所が更なる発展を目指す為にも

人材育成はとても大事です。

ご利用者様への支援に対するスキルアップや自己研鑽も欠かせませんが、

法人職員としての自分の役割やそれぞれの立場・ポジションによって

主体的に、責任感を持って業務に当たることが求められます。

私たち一人ひとりが更生慈仁会の職員としての自覚と誇りを持って、

日々精進していきたいと思います。