3月22日(火)の午後、

ユニゾンプラザにおいて新潟県主催の障害者権利擁護セミナーが開催されました。

 

ニュース等で大きく報道されましたが、

昨年7月に神奈川県相模原市の障害者支援施設でご利用者が殺傷されるという

悲しい事件が起きました。

今回の権利擁護セミナーでは新潟青陵大学の田中 清准教授による講義の他に、

「障害者施設における利用者の権利擁護について

~神奈川県相模原市の事件を受けて考えること~」というテーマで

シンポジウムとグループワークが行われました。

 

シンポジウムでは、

新潟県内の障害者支援施設に従事する若手職員3名が発表者となり、

各施設での権利擁護への取り組みが紹介されました。

今回は十字園も発表施設を担わせて頂き、

「虐待の早期発見チェックリスト」の活用から学んだことや

オンブズマン委員会を設置していること、

ABA(応用行動分析学)の取り組みを行っていること等を紹介しました。

これらの実践がご利用者様のより良い生活に繋がり、

つまりは権利擁護に結び付いていくのではないかと思います。

「虐待の早期発見チェックリスト」については

その後のグループワークでも話題に上がり、

取り組みを評価して頂いたように感じました。

相模原市で起きた凄惨な事件を風化させてはいけないと思います。

私たち障害者支援に従事する支援者自身がご利用者様の人権について、

また、権利擁護について常に意識を持ち続け、

取り組んでいかなければならないと痛感しています。

今回の研修で学んだことをご利用者様の支援に活かして参ります。