この夏、
めぐみに植えたヒマワリが大輪の花を咲かせました。
もともと大きな花を咲かせる品種だと思いますが、
今年は梅雨明けが遅く雨が多かったことや
めぐみの周りに光を遮るものがなく、
太陽の光が存分に当たったことなどにより
立派なヒマワリに育ちました。
竹のような太い茎に
成人男性よりも高く伸びた背丈、
人の顔よりも大きな花が咲き並ぶ様子は堂々たる存在感で
ウォーキングや犬の散歩で通り掛かる人たちも立ち止まって眺めるほどでした。
今から4年前の夏、
ひのき寮で生活されていたご利用者様が病気で急逝されました。
お盆の中日、青空が広がる暑い日でした。
翌年の初夏、
亡くなられたご利用者・Mさんの部屋からよく見える花壇に
ヒマワリの種を植えました。
たくさんの日差しを浴び、
やがて鮮やかな黄色の大きな花を咲かせました。
そして、Mさんと過ごした日々を忘れないようにという思いから、
この美しいヒマワリを毎年植え、
Mさんへの思いをつないでいくことにしました。
ひのき寮から始まったこの取り組みは
同じ法人の事業所に広がり、
ご利用者様の家族に広がり、
職員の自宅に広がり、
少しずついろいろな地域に広がっています。
今年も数え切れないほどたくさんの種が採取されました。
今週末に開催される法人のイベント、
『ふれあいカーニバル』で配布する予定です。
今後も、ますますこの輪が広がり続けることを願っています。