昨日の昼食時のこと。

めぐみを利用されている女性ご利用者が

隣りに座っていた職員をジッと見つめて何かを言いたそうにしていました。

昼食のマーボー豆腐がとても辛かったので

「辛いですか？ 大丈夫ですか？」と聞きましたが首を横に振るだけ。

それでも何かを言いたそうだったので

「どうしましたか？ 何かありましたか？」と尋ねました。

言いたいことが喉元まで来ているのに言葉が出て来ない様子でした。

そのまま食事を続けられたので、その時の会話はそれで終わりました。

 

その女性ご利用者はいつも通り夕方に十字園へ戻りましたが、

何故か、昨日は昼食時に会話を交わした職員を玄関で待っていて下さいました。

そして、、、

 

「今日の朝、Ｔさん（さつき寮の職員）が『ありがとう』って言ってくれた。

Ｔさんはいつも『ありがとう』って言ってくれるし、褒めてくれるんだ。

お昼の時はそれで胸がいっぱいになって食事が喉を通らなかったんだ・・・。」

 

、、、と教えて下さいました。

昼食時に言えなかった言葉を伝える為に職員を待っていてくれたようでした。

それ程までに感動された女性ご利用者の感受性と、

その思いを伝えて下さったことに職員の心も温かくなりました。

昨日は「ありがとう」という言葉の素晴らしさを改めて感じた日となりました。