10月20日(日)、新潟青陵大学において、
プラダー・ウィリー症候群協会 新潟「有志の会」主催の研修会が開催されました。
私たち十字園の職員も毎年この研修会に参加しており、
今年も発表者として、
また、グループワークのファシリテーターとしてお手伝いをさせて頂きました。
発表は十字園でのABA(応用行動分析学)の取り組みと実践報告、
PWSのご利用者にABAを用いて支援していることを紹介しました。
この取り組みについてはグループワークでも話題に上がり、
関心を持って聞いて下さったのを感じました。
〔写真は会場準備中の様子です〕
十字園にPWSのご利用者が入所された20年前にはほとんど耳にすることがなかった
「プラダー・ウィリー症候群」という疾患。
今年は例年以上に多くの参加者が来場され、
PWSの認知度や疾患名が広く周知されるようになっているのを実感しました。
グループワークでも活発に意見が飛び交い、
「PWSの方にはこういう風に対応すれば良いというのが少しずつ分かってきました。」
という意見も聞かれました。
PWS協会 新潟「有志の会」の皆様が長い年月を掛けて取り組んできた啓蒙活動が、
確実に実を結んでいるのを感じています。
とは言え、
複雑な障がい特性を持つPWSの方への対応方法に苦慮する支援者が多いのも事実です。
これからも研修会を通してPWSについての理解を深めることで、
疾患を抱えるご本人も支援者もお互いに過ごしやすい環境が広がるよう願っています。
私たちも研修会で学んだことをPWSのご利用者への支援に生かして参ります。
お声掛け下さったプラダー・ウィリー症候群協会 新潟「有志の会」の皆様、
新潟青陵大学看護学部の先生・生徒の皆様、
グループワークで私たちをサポートして下さった新潟大学大学院生の皆様、
大変ありがとうございました。