10月28日(日)午後、新潟ユニゾンプラザにおいて
プラダー・ウィリー症候群協会 新潟「有志の会」主催の研修会が行われました。
全体のテーマは、
「障がいのある人が笑顔で生きて行かれる支援とは
~地域の学校や施設で活きる福祉の在り方~」でした。
ここ数年は私たち十字園の職員も研修会のお手伝いをさせて頂いており、
今回も講師として、また、グループワークでのファシリテーターとして協力させて頂きました。
研修会の第一部は当施設の施設長より、
「障がいのある人たちが施設で暮らす安全・安心のために」という演題で
最近の福祉の傾向や十字園の取り組みについて紹介させて頂きました。
次に、PWSの子を持つ親御さんであり「有志の会」会員の役員様より
「PWSの人の行動管理について~幼児期から成人後も必要なこと~」というテーマで
PWSの方の特性や対応の留意点についてお話がありました。
第二部は「PWSの人及び発達障害の人への行動障害に対する対処法
~障がい児・者と支援・介護する側の信頼関係を作る~」をテーマにグループワークを行いました。
今回の研修にはPWSの子を持つ親御さんを始め、
主に施設職員や特別支援学校・学級の先生が参加されていました。
各グループで様々な意見が出され、
施設で落ち着いて過ごされているPWSの方の話しや、
どのように対応して良いか困っている支援者の切実な悩みなどを聞くことができました。
各グループからの発表では、
キーパーソンを作ること、PWSの方のプライドを保つような対応をすること、
ストレングスを活かすような支援が必要などの意見が出されました。
〔写真〕会場準備中の様子です。
プラダー・ウィリー症候群(PWS)という疾患の認知度はまだまだ低く、
支援で関わる関係者が対応に苦慮しているという声も耳にします。
このような研修会を通してPWSの方の疾患や障がい特性を知り、
その方に合った支援が行われることによってPWSの方ご本人やご家族の辛さや苦しさが
少しでも軽減されることを望んでおります。
お声掛け下さいましたプラダー・ウィリー症候群協会 新潟「有志の会」の皆様、
大変ありがとうございました。
☆日本プラダー・ウィリー症候群協会HP